それは、理不尽と絶望にまみれた、生と死の分岐点――。
90年代メキシコ。麻薬カルテルの下っ端構成員であるアンヘルは、ひとりの日本人・ノブと出会った。しかし、カルテルの抗争が激しくなり、巻き込まれたノブは命を落としてしまう。
殺人の罪を着せられたアンヘルは、警察と麻薬カルテルに追われながら荒野を逃げる。動けなくなったアンヘルを助けた男・ルカは、「運命の天使」とアンヘルを口説いた。
ニューヨークへ行くため、国境を越えたいというアンヘルに、ルカは天使と引き換えだと条件をつけてきて――。
(原案:伊藤モネ)
※文庫版に挿入されている扉絵は電子版では未収録となります。また、電子形式にするうえで、文庫版とは違う表現形式となっている部分があります。
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- 788円
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