【あらすじ】
高校生の成田勝利は高跳び選手。
本格的に競技を始めて一年足らずでインターハイ出場を成し遂げ、陸上部のみならず学校挙げての期待の星だ。しかし恵まれた環境ゆえに「自分の実力で勝ち取った」という実感がなく自信を持てないでいる。
そんな成田の同級生、笠松冬真はバスケ部員。アイドル的なルックスのせいで軽薄に見られることに嫌気がさしており、恋愛には興味がない。目下夢中になっているのは小学校から始めたバスケだが、選手としては身長が足りないことに密かにコンプレックスを抱いている。
高身長でストイックにトレーニングを続ける成田には、憧れと共に嫉妬に似た羨望を抱いている冬真。
だが、成田のほうは冬真に対して友情以上の感情を持ち始めていた……。
前作「とめどなく、おしみなく、たえまなく。」が成田と冬真視点で語られる、もうひとつの青春譚。
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- 古池十和(著) hal(イラスト)
- 2022/09/16
- 1000
- 対象