虚構のオメガは、太陽を見る。: オメガバース

奴隷に夢はない。
テオは生まれながらの奴隷だ。奴隷から生まれた子に未来はないと亡き母に教えられる。更には忌み嫌われる白髪だ。死を思わせる白は嫌悪され、テオは点々と売られていく。
気付いたときからテオには、人々の声以外に、心の『声』が聞こえていた。この髪がそうさせるのかわからないが、人々の表と裏を知り、テオの心も疲弊していく。
十回ほど主が変わると、これ以上引き取る主はいないと判断され、奴隷商に娼館に売られることになる。
父や母は、自分が存在していることで不幸になったのだと思うと、これ以上生を繋いでおきたいと思えない。他人の手に自分の命を握られている奴隷として、この先を憂いているテオは心を閉ざした。
そんなとき、偶然眩しい太陽のような青年に出会った。抱き上げられると、青年の住む城へ向かった。この出会いがテオの未来を変えていく。
心を閉ざしていたテオだが、変わっていく日常に少しずつ心を開いていく。けれどもテオに決断が迫られる。
自由とは何なのか。心の声が聞こえる自分をクラウスは受け入れてくれるのか。テオが選ぶ未来は――夢と希望を教えてくれたクラウスと共に、テオは前を見た。

尽くし系王子×心の声が聞こえる健気な奴隷の子
ファンタジー
不憫、切ない、シンデレラストーリー
暴力・残酷・男性妊娠描写あります。苦手な方は注意してください。

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  • 藍白(著) 祢城(イラスト)
  • 2020/12/13
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